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「健康活き活き」『渋柿』  ―その②―

 

▼消毒効果

 

この柿渋には、なんとあの胃腸炎で良く知られるノロウイルスにも効果を発揮するといわれています。

ノロウイルスは、とても感染力が強いため、集団感染が多いことで知られています。このようなノロウイルスの感染を防ぐためには、徹底した手指の消毒が大事だといわれています。

 

このノロウイルスの抗ウイルス効果についての実験結果によると、柿渋がその他多くの植物由来成分と比べて、柿渋が最も強い抗ノロウイルス作用を示したといわれています。わずか30秒程度で、十分な消毒効果が認められたそうです。

 

ノロウイルス以外の非エンベロープウイルスすべてに対する実験については、柿渋は見事に抗ウイルス効果を発揮したといいます。さらに、インフルエンザウイルスを含むエンベロープウイルスについても同様のようです。

 

 

 

 

柿渋は生活の中で、どう利用されていたんでしょうか!

 

 

柿渋は、古くから人々の生活の中でどのように使われてきたのでしょうか。

柿渋を塗ると、不溶性の強い皮膜を作りだすため、防水・防腐効果がもたらされるといわれています。このことが、塗料や染料として使われてきた理由の一つのようです。

 

農村や漁村では、漁網や酒袋などの醸造用搾袋や、染色用の型紙などの生産道具に用いられていたといわれています。もっと身近で私たちがイメージしやすいものでいえば、和傘や渋うちわ、漆器などがあります。物品だけでなく、柿渋は板塀や柱など、建物にも塗られていました。

 

日本では、戦後、化学製品が普及したため、渋柿の存在は一時忘れ去られることになったようです。とはいえ、清酒の清澄剤としては現代でも利用されています。清澄とは、酒類の製造工程において、酒類の透明度を上げたり、濁らないようにしたりするためのものです。

 

 

 

 

家庭で柿渋を作るのは難しい?

 

柿渋が渋柿を絞って作るという単純な方法であっても、家庭で作れるかといえば、そう簡単にできるものではなく、そもそも柿は、レモンのように絞って簡単に汁がでるほどジューシーでもないため、柿の量に対して得られる果汁はそれほど多くありません。

 

また、渋柿をとってから日が経つと実の中の柿渋が変質してしまう点と、とても長い熟成期間を必要とする点が、さらに家庭での生産を難しくしています。そのため、柿渋の生産は一般に渋柿の生産地とその近隣で行われており、新鮮な渋柿を多く用意できる地方ほど盛んに行われている傾向があります。

 

 

          

 

 

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